いつもと同じ様にビアグラスを拭く貴方が悪魔に見えます。

 真面目で照れ屋な貴方の気持ちは分かります。

 でも、もっとこう、何かあるでしょう?

 こう、甘い空気みたいなものが。


「先日の情熱的な竜哉サンは幻だったんでしょうか。あんなに愛し合ったのはアタシの妄想?・・・あぁ、きっとそうに違いありません。アタシはいよいよ病院へ行った方が良いですか?あんなに淫らな妄想をしてしまうなんて・・・」