妄想店長~大人と子供~


 一瞬で私の上から退いた貴方は、私から一番遠いベッドの隅で私に背を向けて座り込んでいる。

 身体を起こした私には、貴方が私から逃げた様に思えました。

 貴方の温もりが、完全に私を拒絶している。

 背を向けた貴方は何も言わない。

 片膝を立ててそこに頭を押し付け俯いたまま。

 まるで、いじけてしまった子供。


「アタシが悪いんですよね?すみません。」


 謝るしかない。

 貴方の不安は分かりませんし、貴方の背中が理由を言おうとしないのだから、今は貴方が不安を隠す様に理由付けた怒りに謝っておく事しかできません。

 貴方の気持ちなんて私はほんの一部しか分かっていないんですから。