妄想店長~大人と子供~


 私は、純粋で真面目な貴方の所為で、貴方の身体どころか狂喜に狂う事も許されないんです。

 狂いたくても。

 狂いそうな所にいても。

 寸での所で貴方がストッパーになるんです。

 なんだか滑稽ですね。

 結局、狂えないんですから。

 貴方への恐怖に震えている筈なのに、私の口元はいつの間にか笑顔を貼り付けていた。

 私の自嘲を貴方がどう見たのかは分かりませんが、瞳が見開き笑っていた口元が一文字に結ばれた。

 眉を吊り上げて見る間に怒りの表情に塗り替えられていく。


「ちょっと年上だからって、俺を煽って遊ぶなっ!」


 至近距離で怒鳴りつけた貴方の声が耳に痛い。

 私を睨む貴方の歪んだ表情と怒りの言葉。