見上げる貴方の瞳は今までになく男っぽい。
子供だと思っていた貴方の雄の一面に、私は瞳を逸らす事も出来ずに恐怖に震えた。
怖くて仕方ない。
何ともない他人なら恐らく何をされても何て事ない。
その行為に意味がないから。
でも、貴方は違う。
私にとって貴方は、何ともない他人じゃない。
冗談だと分かっていても、冗談で済ませられない程に私は怖いんです。
そこに貴方の心がないと思うだけで、悲しくて、悔しくて、怖い。
力無く投げ出された私の両腕は、必死に力を振り絞って、結局、力無くシーツを掴んだだけ。
僅か十センチの距離で私を見つめる貴方は、眉間に皺を寄せて不敵に笑っている。

