「それじゃ、今日はその顔でアタシと二人きりにならないで下さいね。襲っちゃいますよ?お客様が来たら呼びますから、この部屋で待機していて下さい。」
貴方の肩から手を離し、汗で張り付いた額の癖毛を払ってやる。
一瞬触れた貴方の額は燃える様に熱かった。
私の手はいつでも冷たいですしね。
冷え性なんですよ。
いきなり暴走を止めた私を茫然と見つめる貴方に、私は勝利の笑顔を向けると立ち上がって菫色で貴方を隠した。
暴走終了。
完璧です。
絶好のチャンスですが、本気で頂くのは次の機会にします。
美味しそうなお姫様を前に据え膳食わないのは、私の恥ですねぇ。

