垂れ下がる菫色を開け、その中に突き飛ばす様に貴方を押し込む。 沢山のクッションと柔らかいスプリングのベッドは貴方に痛みを与える事はない。 それなのに貴方は眉間に深い皺を刻み、長い睫を何度も瞬かせて私を見つめている。 熱に侵された頭で必死に状況を把握しようとする姿は、連れ攫われた姫君。 私は姫を攫った海賊とでも言って置きましょ。