そう叫んだときには、美優はもう黒い人に連れて行かれていた
「美優ーーーーーーーーー」
優が走って追いつこうとしたけど追いつかなかった
美優・・・・美優・・・・
美優は涙を流しながら連れ去られていった
どうしよ、どうしよ
早くお母さんに言わなきゃ
優は今までにないくらい速く走って家まで向かった
そこから亜里砂が車のナンバーを見ていたらしく誘拐犯は5時間後に捕まった
美優は病院に運ばれたと聞き優はすぐさまに駆けつけた
美優が助かってほんとに良かった・・・。
~美優の病室に着き~
「美優!!」
俺は勢いよくドアを開けた
美優は俺の方を振り向いた・・・・けど
「あなた誰?」
美優は優のことを覚えていなかった
医者の話によるとあまりの恐怖に一時的に記憶がなくなったのだと言っていた
すぐに元に戻るはずだった・・・
