ひなたのベッドに寄り添い
『ひなたぁ』
そう叫ぶ。

今起きなければ、ひなたは死んじゃう
そんな気がする。

ーガラガラ
後ろを振り向いたら徹が居た。
「ひなた…」
徹がそう呟く。
「徹さん…」
「こんにちは、ひなたはまだ起きていないですか?」
おばさんは首を縦に振った。

ーガラガラ
また誰かが入ってきた。

「徹ぅ、待ちくたびれたぁ。早く行こー?」

遊園地に徹と一緒に居た、女の人が居た。
「その人誰?」
私は女の人を睨み付けてやった。
「親戚なんだ」
「そうなんだ」
私は納得したふりをしたけど、そんなの信じない。