……
「藍華ちゃん大きくなったら僕と結婚しよ」

「あたしも夏くんと結婚したい!」

「じゃ、10年後…かならず藍華ちゃんを迎えに行くよ…だから待ってて」

「うん!待ってるね」



……ピッピッピ…ピッピッピ…

ん…また あの夢か…

そぅいえば 今日から10年だもんね…

って早く用意しなきゃ…


あたしは急いで
髪の毛の毛先を緩ーくコテで巻きナチュラルメイクをした。

「やば!もうこんな時間?!」

真新しい制服に腕をとおし
鏡で 身嗜みチェック…


「よし!準備完了!」


…ピンポーン

あ。来た!

「はーい」

バタバタバタバタ…ドテ…

「いったーい」

あたしは急ぎすぎて
つまずいた


「何しとんねん(笑)」

「…痛い…痛いよ…青…」

「はいはい。行くぞ」

と 言ってあたしの腕をとる青…