「おい!悠斗ってば!俺の話きいてんのかよー」

「…あ?おー、悪ぃ」

「海里ちゃんってばモテモテだよね~」

「なあ、なんでそんなにあいつがモテるんだ?」

「今更何言ってんだよ!あ、お前女に興味なかったんだもんなー。」

「う、うっせーな。お前に関係ねーし」

──ニヤニヤ笑う悠希。

「はいは~い。んで、海里ちゃんは~
可愛くて愛嬌パないだろ?笑顔もめちゃくちゃ可愛いし!
あの笑顔に男はみんなイチコロみたいな~!?
しかも勉強も出来るみたいだし。でも一番の人気があの性格」

「…は?性格?」

「うんっ。多分…、あんなに可愛いのに自分で自覚がないんだと思うよ。
だから男に沢山告白されても全くいい気になったりしないし、
私なんかをって言ってるらしくて、しかも誰にでも別け隔てなく接してくれるから
男子はもちろん、女の子からもすごい評判いいみたい!」

「あ、そ…そっか!」


山岸っていいやつすぎねぇか?
なんか他の女と違うイメージあるし。

うわー///
なんか俺明らかに動揺してね??

山岸のこと聞いただけでこんなになる
俺ってかなりの重症だよな?


つか悠希って昔からこうゆう勘鋭奴だったはず--。

突っ込んでくんなよ…!!