家に帰ってすぐに
私は、お兄ちゃんに
気分が悪いから
先に寝るといって
自分の部屋に直行した。

心配してくれていたが、
それに答える余裕もなかった。

今にでも
涙がこぼれ落ちそうだったから。

一回こぼしたら
止まらなくなりそうだったから。


みんなに
余計な心配はかけたくなかったから。