帰り際、悠希が私に何かを渡した。


「ん?何?」

「それ、海里にあげる!開けてみて??」

私は袋を空ける。

「こ、れ…」

中にはシルバーのネックレス。

「海里が俺にくれたのより、全然安物かもしんないけど…
一応俺とおそろいってことだな・・・
迷惑だったらごめん…」


ううん。迷惑だなんて!!!
…これ絶対いい物だよね。
私、このお店知ってるもん。

悠希のプレゼント買うときにね、
ここのお店も通ったんだ。

女の子用アクセサリーショップみたいだったから入らなかったけど、
すごく綺麗な清潔感あふれるお店だった。