「ふっ
まぁ、無理ないですね。星麗サマ、“あのヒカリ”に驚かれて気を失ってしまいましたので。」




「悪かったわね」




「いぇ。
星麗サマは軽かったのでベッドまで運ぶのは簡単でしたよ。」




と、言うと金髪青年は勝ち誇ったような笑みをしてきた。




「はっ?
あなたが?あたしを?」



「はい。」




「あり得ないんだけど!!」



なんでこんなやつに



「申し訳ございません。星麗サマがベランダで1人凍え死ぬところ、は見たくなかったですので。」



今度は悪魔の笑顔ですか





「はぁ?
あたしが、そんなか弱いとでも?!
少しナメてないですか?」




「それは、失礼致しました。しかし、本当にあなたに何かあられても困るので。」