「北原…いや、…清蘭っ……好きだ…」










「…先生……あたしも……」



















「はい!カットーーーーー!」







その声を合図にみんなが一斉にざわつき出す。






「今まじイイの録れたなっ」

「清蘭と礼月先生まじヤバ」




とゆう声が聞こえてくる。








あたしの名前は


北原清蘭 〔キタハラセイラン〕。







今は文化祭でやる「胸キュンカフェ」で使うBGMを作っていた所なんだ。







「…あぁもうほんっと恥ずかしい…」









あたしがそう言って俯いていると、






「お前、声エロすぎだ(笑)」







そう言ってあたしの肩をポンポンと軽く叩いて教室を出て行く男は、1年の担任をしている




礼月儀堂 〔アヤツキギドウ〕










「清蘭お疲れ様ーっ」





そう言ってあたしに抱き着いてくるのは、あたしの1番の親友




神内紫貴 〔カミウチシキ〕









あたしは実行委員だから強制やらされる事になって、その時ちょうど通りかかった礼月先生が相手役になった。







こんなことになるんなら実行委員になんてなるんじゃなかったよ……。