きゅうりは体を起こして布団の上に座り、肩にシャツを掛けただけの格好でこちらを見ていた。
・・・気になる。
寝乱れた髪も、あの瞳も、大きな手も、開いたシャツの前から見える素肌も、全部が、こっちにおいで、って言ってるように聞こえる・・・。
もう、超気になる~・・・。
うわああ~・・・ヤバイ。私も、エロエロだ。
鉄の意思で後方で壁にもたれて座るきゅうりを見ないようにしていたら、ボソッと呟く声が聞こえた。
「―――――――――・・・俺は男だ」
あん?
「・・・・そうですね。今更なんですか?」
訳わかんない呟きに、フライパンを置いて思わず振り返る。
きゅうりは姿勢を変えずに、そのまま私をじっと見つめた。
「・・・お前、本当に男がわかってねーなあ」
ムカついた。
「すみませんね!どうせ、私は恋愛偏差値がゼロに近いですよ――――――・・」
視界の端でふっと何かが動いたと思ったら、凄い力でひっぱられて、布団に押し倒された。
「にゃあ!?」



