じゃあね~、気をつけてよ~、と去っていく皆に手を振って、電話に向き直る。
ホッとしたきゅうりの声が耳をくすぐった。
『ああ、助かる。本当に悪い。俺、今車だしたから、そっち迎えにいくよ。場所教えて』
え??と思ったけど、早く早くと急かすから、目の前のお店の名前と場所を伝える。
『寒いから、どっか入って待ってて』
言うだけ言って、電話は切れた。
えーっと・・・あ、はーい。言えなかった返事は心の中でする。
仕方なく、周りを見渡して、角のところにある24時間営業のカフェで待つことにした。
うう~・・・寒いったら。この分だと、もうじき雪もふりそうだなあ。
2次会の興奮とお酒の影響で体は暖かかったけど、流石に外で待てるほどではないからとカフェに逃げ込んだ。
きゅうりに会うなら・・っつっても仕事で、だけど、お酒はちょっと抜いといたほうがいいだろうし・・。
咲子や皆のせいで、変に期待を持ってしまいそうだし。やばいやばい、酔いにまかせて告白なんかしちゃった日には、正気に戻ってから、人生を儚みたくなるに違いないんだから。
きゅうりが私を、だなんて・・・。
そんなこと。
・・・・あったら嬉しいけど。



