料理を食べて、お酒を飲み、花嫁たちと写真を撮って、友達と盛り上がった。
本日の化粧は好評で、あんたもすれば出来るんじゃーん!と色んな友達に言われた。仲間さーん、大成功です!と胸の中でガッツポーズをする。
同じ席に座る大学のゼミ仲間とは恋話でも勿論盛り上がり、きゅうりや青山さんのことを強制的に告白するハメになった。
皆聞き出すのがうまくて・・・いや、認めよう。私がマヌケなのだ。
青山さんのくだりには「勿体なーい!あたしに紹介して!」と数人がいい、きゅうりの話では苦笑やため息が聞こえた。
「あんたって、本当鈍いよね。それは相変わらずね」
姉御キャラの咲子がワイングラスをくるくる回しながら呟いた。
「何よう・・。そんなに鈍くないもん」
強気では訂正を求められない程度には自覚もあるが、言われっぱなしでは折角の睫毛がなくってもんである(・・・いや、関係ないか)。
周りもニヤニヤしながら頷く。何なのこの連帯感。本当にもう。
「だってその、青山さんだっけ?気付きそうなもんでしょ、自分に気があるかないかくらい。それに、気がないんだとしたら無人の会社なんかに二人で入っていっちゃ駄目よ~。襲われたらどうすんの?」
ぐっと詰まった。
・・・・・実は、襲われて、キスされた、とはとても言えない。
咲子の口は止まらない。
「それに、そのハンサムさん。楠本さんだっけ?あんたが気に入ってるのは確実だとして、もしかしたらあんたが好きなのかもよ?からかって楽しんでるだけじゃあないでしょー」



