何だってんだー!この俺様営業は!バカにしすぎでしょ、私を。瞬間的に沸騰した私の頭が命令したから、つい、言ってしまったのだ。
「私だって、告白されることもあるんですからねーっだ」
きゅうりが一瞬真面目な顔になったので、ハッとして口元を押さえた。
あ、やばい。言っちゃった―――――――――
「・・・トマトが?」
むきーっ!何だその反応は!失礼なー!!顔がどんどん赤くなっていくのを気にしながら必死で叫ぶ。
「すみませんね、こんな可愛くなくても気にいって下さる人もいるんです!もう、早く営業に戻ってください!」
ぷりぷりして言う私の隣で、仲間さんがガタンと音を立てて椅子から立ち上がった。
そして腰に手をあてて、鬼のような顔できゅうりを睨みつけた。
「な、仲間?」
きゅうりが心持ち仰け反る。
仲間さんはやたらと美しいお顔にうっすらと恐ろしい微笑みを浮かべて低い声で言った。
「自信満々なのはいいけどね、楠本君。うちの事務員の仕事の能率と効率をこれ以上落とすようなら、二度と女にモテないご面相にして差し上げるけど?」
きゅうりは書類を引っつかんで、即退散した。



