「やめた方がいいんじゃない?
まなちゃんが幸せになれないと俺は思うけどな。」
「そうなんですかね…?」
そう言いながらも、私はまだ隆也のことは好きだったし、自分が頑張ればいいや、と思っていた。
ガチャッ!
「まなさん、お待たせー。
送り出れるから帰りましょー。」
千藤(せんどう)さんが、他のキャストの送りから帰ってきた。
「せんちゃん、おかえりー。
じゃ、まなちゃん送ったら直帰で大丈夫だから。」
「了解でーす。じゃ、まなさん行きましょ。」
千藤さんは、みんなから"せんちゃん"の愛称で親しまれてる準社員のスタッフだ。
「お疲れ様でした!あ、滝田さんも!」
