「え、っと。一応、いますよ。」
どういう意図での質問か分からずに、答え方に迷った。
「そうなんだ!どんな人?何やってるの?」
「えっと、歳上ですけど、仕事は…してなくて…」
堀さんは少し唖然とした表情をしていた。
カタカタカタ、と滝田さんの手元から発せられる音だけが店内に響いた。
「え!ちょっと詳しく話してみなよ。まなちゃん心配になっちゃうんだけど。」
堀さんは、そう言うと尋問のごとくいろいろ聞いてきた。
私も嘘をつくのは苦手だし、少し隆也のことで悩んではいたから聞かれたことはほとんど答えた。
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