私の名前は神咲あずさだよ!

好きな人は1つ上の先輩なんだ。名前は、加藤 泰先輩!!!

つい最近、気になりだしたんだけど加藤先輩は彼女がいるみたい・・・。


でも、諦めきれずに今日も明日もおんなじ部活で活動中!


高校1年生で、辛い恋愛してます!!


「あず〜、部活行こう」

「うん、ちょっと待ってて!」

こちらは、私の親友のミオだよ。
私のことをよく理解してくれる自慢の親友!!

そして、私の入っている陸上部はいつも校庭で活動中!!

部員は少なく、1年生では私たちだけだけど加藤先輩がいるから頑張れる♪

今は、名前で泰先輩って呼びたいな〜!
それが目標かな??
(目標低っ!)


だから、今日は特に気合い入れちゃおうかな!!

活動内容は、ハードルの練習だった。

よーし、スピードめちゃつけて先輩に褒められたい!
ガンッ!!!!

「痛〜っ!!!??」

失敗〜壁に指をぶつけてしまった(涙)!!

「大丈夫か!?」

ううっ!!加藤先輩だ・・。カッコ悪いとこ見せちゃったな・・・。


「大丈夫です」

「大丈夫じゃないだろ!?保健室行くぞ!」

なんか胸がキュウッてして、嬉しい。

何とも表せられない、この気持ちがこみ上げてくる。
"好き"

でも、この気持ちは伝えてはいけない・・・。
なぜなら、先輩には彼女がいるから。


でもでも、先輩がこんな事してくれるから勘違いしそうになる。

手を繋ぎながら、保健室へとまっすぐ走る。

ガラッ!!

「保健医の先生いないな・・・」

「私、自分で手当てできるんで大丈夫です」

「俺が手当てするよ。自分じゃしづらいだろ??」

そう言った先輩は、無邪気な顔で微笑んだ。

私は、今まで先輩のこんなにもはっきりした笑顔を見るのは初めてだった。

「かと・・・泰先輩は、彼女とかいるんですよね!いいな、そういう人がいて!!」

「・・・・・。彼女とは、音信不通なんだ」

「そう、ですか・・・」