「あっ、あの!!!!」

あの人がこちらを振り向く。

ドキドキ。 鼓動が速くなってきた。

あぁ・・心臓が痛い・・・

「なに??」

あッ。 この声だ・・・。

この低くてどこか甘く、とろけてしまうようなこの声が好き・・・////

「あの!先日助けてもらった、黒崎花織です!!」

「・・・・」

頭が真っ白になって口が無意識に動いていた

「その!!ありがとうございました!!」

沈黙が続いた・・・・。

「あの・・・」

先に口を開いたのはあの人だった

「俺、君のこと助けたっけ??」

がーーぁん!!!

やっぱり覚えている訳無いよね・・・・