『亜斐、波流、行くぞ。』 俺はA組の教室に入る。 後ろから亜斐と波流の走ってくる音が聞こえた。 『水嶋くぅん!中崎くぅん!篠原くぅん!おはよぉ〜!』 『逢沢さんとぉ、仲良いのぉ?話してたみたいだしぃ。逢沢さんはぁ、止めといた方がいいよぉ?男遊び激しいらしいしぃ……』 化粧バリバリにした、香水臭い、甘ったるい喋り方をした、クラスの女達が話しかけてきた。 逢沢の事まで、なんでお前に言われなきゃならないんだよ。