ん…―――― 頭痛ぁ……――――― 瞼を開けると、見慣れた部屋の天井。 『水麗?』 恭平が心配そうな表情で私を見ていた。 『恭平……?』 『水麗、どっか、痛いとこあるか?頭は?痛くねぇ?』 『大丈夫……っぽい。』 『はぁ……マジ、ビクッた…お前、いきなり窓から落ちるし………落ちたとこ、芝生でよかったな…とにかく、今日は学校休めよ?』 『え……行くし……』