『あ、きょうへっ…うわっ……』 私は窓に乗り出して、部屋に戻ろうとした恭平の腕を掴み損ねて、バランスを崩した。 うわっ……落ちる…… 『水麗!!』 恭平は私の名前を大声で呼んで、助けようとしたけど、遅かった。 ドサッ……… 3階にある部屋の窓から落ちたんだから、痛いに決まってる。 私はそのまま意識を手放した。