恋愛ざかり

『あーあ。さっきから、聞いてれば。桜子、アンタ、ホントに単純ね。アタシはね、利用価値のあるやつとしか、仲良くしない主義なの。だから、アンタを親友っていったのも、ただのリップサービス。それを真に受けるなんて、まだまだお子ちゃまね。』




いつのまにか、凛香は桜子の後ろにいた。




凛香は残酷にそう言った。








『ねぇ、凛香。アタシは別にそうでもいいよ。でもさ、アタシと凪に利用価値なんかあったの？』






すると、凛香は少し困った顔をした。