恋愛ざかり





『…うん、わかってる。でも、凛香はウチらを友達として、接してくれてたのは確かだと思うんだ。』






桜子はなんでこんなにまで、凛香を守るの?






『桜子!殴られたってのに、まだそんなこと、思ってんの?』





夏海は、信じらんない、と呟いて、車イスを動かした。





『夏海、アタシさ、凛香に何度も助けられたから、今度はアタシが助ける番。凛香は確かにウチらを裏切ったけど、数日前で親友だったから。』


桜子は微笑した。