恋愛ざかり




『…あぁ、いるよ。でも…めっちゃ怒ってる。』



桜子の視線の先には机に寄りかかり、ガンを飛ばしてる凪の姿があった。







凪の視線の先にはやっぱり凛香がいた。





凛香は平然と窓の外を見ていた。






『凛香、何にも反省してないって、凪がメチャクチャキレたんだよ、さっき。そしたら、凛香は、反省することなんかない、って、言って、凪、マジギレしちゃって…』



桜子はあまり凛香に怒っていない様子だった。