『ねぇ、お二人さん、いいところ、邪魔して悪いけど、授業始まるよ。』 夏海が後ろを振り返り、そう言った。 『水嶋くんは…』 『さっきみたいに優でいいから。』 優がそう言う顔は少し照れくさそうだった。 『…優は教室に戻ってね。迷惑かけてごめん。ありがとう。』 アタシと夏海は車イスに乗ったまま、教室に入った。