『夏海、大丈夫?』 アタシは夏海の背中をさすった。 『はぁ…はぁ…はぁ……』 夏海はグダッと、洗面台に寄りかかり、激しく息切れしていた。 『逢沢さん。桜野さんの戻したもの、私が片付けとくわ。とりあえず、桜野さん、吐ききれたみたいだから、落ち着くまで、休ませてあげて。』 夏海をゆっくり抱き上げる。 アタシも肩が痛くて、持ち上げることは出来なかった。 車イスに夏海を座らせ、空いてるベッドに移動させた。