『逢沢さん、桜野さんはしばらく吐ききっちゃうまで洗面台でいいわ。蒼井さんを隣のベッドに寝かしてあげて。』 アタシは紗季に近づく。 『紗季?落ち着くまで、横になろ?』 紗季は何も答えず、動かなかった。 アタシは抱き上げるように、紗季を寝かせた。 紗季は涙を流していた。 全くの無表情で。