唐沢先生が無理矢理、有希からハサミを取り上げた。 『いやぁぁぁ!返して!死なせて!いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』 有希が血だらけで叫んだ。 唐沢先生が大量のガーゼで止血を始めた。 紗季は隣のベッドの上で、体育座りで顔を埋めていた。 夏海は床にへなへなと座り込み、血だらけになった自分の両手を見つめていた。 夏海も紗季も、精神的ショックが強すぎたようだ。