『ごめんっ!椎那くん、あとでね。紗季、歩ける?』 紗季は震えていた。 アタシは紗季を支えながら、保健室に向かった。 保健室に入ると、異様なほどの血の匂いが広がった。 『有希!やめて!死んじゃうよ…』 夏海の必死な声と泣きそうな声が聞こえた。 『上原さん!落ち着きなさいっ!』 唐沢先生の必死な声も聞こえた。