まだ緊張感ある、教室で、アタシに自己紹介してきた、夏海。 『ウチ、桜野夏海。逢沢さんだよね?水麗って呼んでいい?』 アタシからの第一印象は可愛くて、フレンドリーな子だな、と思った。 でも、どんどん話していくうちに、異変に気づいた。 夏海の癖、話し方、全部気になるほど、仲良くなっていたから、気づいた。 夏海は淋しくて、誰かに助けを求めてるんだって。