『ううん…私が……勘違いさせるような行動とったから……ごめん。』 そりゃあ、いきなり抱きしめられてるとこ見たらね…… 『いや、俺ももっと冷静に水麗の話、聞くべきだった。あと……水麗が麗華なのか?未だに信じらんねぇんだけど…』 亜斐は私の髪を触りながらそう言った。 『うん…私が麗華。隠してて、ごめんね。亜斐を信じてなかった訳じゃないけど、怖かった。私を見る目が変わるんじゃないかって……』 亜斐はフッと笑った。