その時、横にいたのは桜子と凪。 『アタシ、桜子。』 『ウチは凪。』 桜子と凪は今みたいに凛香の言いなりなんかじゃなかった。 だけどいつしか、桜子と凪は凛香のワガママに振り回されるようになった。 桜子と凪と凛香の間になにがあったのかはわからない。 でも、桜子と凪は凛香に何か、弱みを握られているんじゃないか、と思った。