とりあえず、保健室に運ぶしかない。
でも、今、男子や男の先生が有希に触れたら、きっと有希の傷をえぐることになる。
私は有希に近づく。
『有希、とりあえず保健室行こう?』
私は冷たくなった有希の身体を抱き上げた。
『水麗だって、肩、ケガしてるのに……』
夏海が心配そうに私を見る。
『大丈夫。夏海、有希のネクタイとカバン持ってきてくれる?』
そう言うと夏海は頷き、ネクタイとカバンを拾い上げた。
すると、夏海は顔を歪めた。
『ビショビショ……中身もグチャグチャだよ、これじゃ。凛香達、やり過ぎ。』
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