『有希っ!』 紗季が走ってきたのか、息切れしながらそう言った。 有希はその言葉になんの反応もせず、ただ俯いていた。 紗季は有希の姿を見て、黙り込んでしまった。 私はブレザーを脱ぎ、有希の下着が隠れるようにかけた。 『……もう…いや……』 有希の消えそうな弱々しい声は倉庫に静かに響いた。