『類、お前……ケンカ売ってんのか?』 恭平は類を思いっきり睨む。 『でも、本当のことでしょ。』 私がそう言うと、恭平はあからさまに落ち込んだ。 『わかったよ。早く寝ればいいんだろ。水麗、風邪ひくぞ。早く家、入れ。』 恭平は相変わらず優しくて、 『水麗、おやすみ。』 類は相変わらず、マイペースだ。