『じゃ、明日の朝、恭平と迎えに来るから。』 類は私の家の前で、そう言って、恭平の腕をつかみ、微笑んでくれた。 『なんだよ、類。』 恭平は腕をつかまれて、不機嫌にそう言う。 『恭平はそういうときに限って、寝坊すっから、早く寝ろっつーこと。』 類はイタズラに微笑んだ。