『あぁ、マジで。で?紹介してくれんの?』 斗真はだんだんイラついているようだった。 『そこまで、仲良くねぇから、無理。』 まずは断ることが先決! 『はぁ……兄貴、役に立たねぇなぁ……』 あからさまに斗真はへこんでいた。 『は?自分が惚れた女くらい、自分で何とかしろよ!!』 『はぁ?ただ紹介しろって、言っただけだろ?』 『優、斗真、うるさいわねぇ……』 後ろから、おふくろの声が聞こえた。