『水麗はどっかで焦ってるんだよ。自分を変えようって。』 恭平が少し大人に見えた。 『水麗、変わったじゃん、もう十分。まだ、何か変えなきゃ、いけないところがあるの?』 るーくんはそう言うと、立ち止まり、 『ま、それは水麗が決めることだしね。着いたよ。lily。』 そう言った。 そこにはレトロな感じのお洒落なおもむきの美容室、lilyがあった。