『類、じゃーな。』 『あぁ、久しぶりに楽しかったよ。』 そんな聞きなれた声が隣の家の前から聞こえた。 恭平とるーくんが恭平の家の前で話しているみたいだった。 『あれ?水麗じゃん。こんな時間にどこ行くの?』 るーくんは私の視線に気づいたのか、こちらに振り返った。 そんな、るーくんを見ていた恭平も私に視線を移した。 『髪、染めに行くの。』 そう言うと、るーくんと恭平は少し不機嫌な顔になった。