「何言ってんの!アタシは麗華専属のメイクアップアーティストだから!」 電話の向こうで聞こえる、みっちーの声は真剣そのものだった。 『ありがと、みっちー。じゃあ、今からいくね。』 「気を付けて来てね。夜遅いから。」 電話を切り、クローゼットから黒のワンピースとヒョウ柄のカーディガンを出す。 派手かな? まぁ、麗華に似合う服ってことで。