『いいの、もう。隠す必要ないから。』 この時、すべてをバラせば、すべてうまくいくと思ってた。 でも、現実はそうじゃなかった…… 「そう……わかったわ。今から染めたいのよね?じゃあ、lilyまで来てくれる?」 lilyとは、みっちーが勤めてた、美容院のこと。 『わかった。こんな時間にごめん。』 今は夜10時。 きっとみっちーだって、仕事で疲れてるはずだ。