亜斐のこと……怒らせちゃったかな…… でも、わかんないよ。 私はるーくんを頼ってたの? 人の気持ちというのは不安定で、すぐに変わってしまう。 でも、私の気持ちは今誰にあるんだろう。 コン、コン 部屋のドアを叩く音がした。 『姉ちゃん、メシ。』 廉の声だ。