『キャー!ヤバイ〜!奏太様と麗華様がキスしてるぅ!』 叫び声に似てるその声は、リビングのソファから聞こえた。 『友里、うるさいわよ。お客さんがいるんだから、静かにして。』 恵さんはそう言いながら、ソファに近づき、横たわっていた人を起き上がらせた。 『お客さん?え………麗華様?』 友里と呼ばれたその子はポカーンとしている。