なんか水嶋くん………爽やか〜…… まぁいっか……私も帰ろ…… 私が事務所を出ると、事務所の壁に寄りかかっている水嶋くんが居た。 待っててくれたとか? 『水嶋くん?』 私がそう話しかけると、水嶋くんは寄りかかっていた身体を起こし、こちらを見た。 『夜遅いし、送ってく。』 暗くてよく見えないけど、水嶋くんは顔をほんのり赤らめているように見えた。