『怪我?大丈夫なの?』 水麗は心配そうに俺を見つめる。 『あぁ、ただの複雑骨折。バスケは続けられそうだ。まだ、少し痛いけどな……』 俺は苦笑い。 すると水麗はにっこり笑った。 『亮太……変わってないね……大好きな亮太だ……』 大好き……―――? 水麗、勘違いするから、そういう発言やめろよ……… 変に期待するだろ……