由実さんはフワッと、笑って、私を見た。 『バイト、やめてもいいのよ?仕事…忙しいんでしょ?』 由実さんに麗華のことは話してある。 『そんな……人手が足りなくなっちゃいますし…迷惑かけられません。』 由実さん、若いのに一人で頑張ってやってきて、やっとお客さんだって集まってきたんだから、そんなことできない。